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クリニックブログ

2016.12.06

うつ病の治療経過と再発率

うつ病での治療経過は急性期治療期と持続療法期と維持寛解期に分けることができます。

 

急性期治療期はおよそ3ヶ月から6ヶ月であり、しっかりした休養とSSRIやSNRIなどの抗うつ薬と精神療法を行います。

 

急性期治療期では治療で抑うつ気分や意欲低下などのうつの症状を改善を目指します。

 

ある程度症状が改善すると持続療法期に至ります。

持続療法期ではうつの症状が再燃しないように寛解を目指しながら抗うつ薬を継続します。

 

またうつが寛解状態に至っても再発するリスクはあるため、ご本人の症状や環境と相談して薬物療法を継続する場合もあります。期間や薬の容量は人によってそれぞれです。

 

うつ病の再発率はうつ病を初めて発症した人で50%、発症が2度目の人で75%、発症が3度目以上だと90%と徐々に高くなります。そのため、うつでは再燃や再発に常に注意をしながら治療をしていく必要があります。

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