不安な気分は、うつとともに最も多い精神症状の一つです。
不安は誰にでもあるものですが、不安障害になると、仕事や家事や学業など日常生活にも支障をきたすようになります。不安障害には、動悸・発汗のような身体面に現れる症状と意味もなくおびえるなどの精神面に現れる症状の2つがあります。
下記に当てはまる方は、不安障害、もしくは予備軍の可能性があります
この病気には下記3つのタイプがあります
社会不安障害
全般性不安障害
恐怖症
このような症状が見られます
身体的症状
精神的症状
症状改善後も、下記のことにお気をつけください
使用しているお薬によっては急にやめてしまうことで、不安が強くなったり、不眠、イライラ、頭痛、めまい等の症状が出てしまう場合があります。パニック障害とは、場所と時間を選ばずにパニック発作が起きる病気です。パニック発作では急に息苦しさ、胸の痛み、動悸、震え、汗が出るなどの症状が現れます。数分から数十分続くことがあり、「死んでしまうのではないか」と思えるくらいの恐怖感を感じることもあります。パニック障害は生涯有病率0.8%という研究もあり、一生の内で100人に1人くらいがなる病気です。パニック障害は女性が男性の2.5倍の頻度でみられます。
下記に当てはまる方は、パニック障害、もしくは予備軍の可能性があります
パニック障害には主な症状としてパニック発作と予期不安があります。また広場恐怖と呼ばれる症状を伴うこともあります。
パニック発作 下記のような症状が時間や場所に関係なく急に現れます。発作は数分から数十分続きます。中には数時間症状が持続する場合も有ります。症状は強く、死んでしまうかもしれないという恐怖感を感じることもあります。パニック障害ではパニック発作の症状によって生活に支障をきたしている場合が多く、発作を抑えていくことが重要となります。パニック発作の出現にはセロトニンという物質が関与しているといわれます。発作を抑えるために、薬物療法ではセロトニンの量を調節するSSRI・SNRIといったうつ病や不安障害に使用するお薬を使います。予期不安が強い場合は、不安を抑えるお薬も使います。飲酒や喫煙が症状を悪化させることもあり、生活指導も行っていきます。
症状改善後も、下記のことにお気をつけください
パニック障害では症状が改善してもすぐ薬をやめてしまうと再発することがよくあります。その他の症状についてはこちらをご覧ください