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クリニックブログ

2017.03.01

うつと認知症の鑑別について

高齢者で記憶障害を認める場合、うつと認知症の鑑別が大切となります。

 

うつ病の記憶障害は注意、集中の低下により起きるので、記憶も部分的に思い出せない状態になります。

認知症では海馬の障害によって記憶障害が生じるので、出来事そのものを忘れてしまいます。

 

またうつ病の患者では活動性が低下すると、できないことに悩むことが多いですが、認知症の患者ではモチベーション自体が低下するので患者は気にしない様子をされる場合が多くなります。

 

また認知症とうつ病は合併しやすいこともあり、どちらかに絞れないことも多くあります。

その中にうつ症状がある場合はうつ症状の改善の治療を行なっていきます

 

 

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