2016.11.06
うつ病の方が回復の過程で大切だと思う要素
うつ病の症状には、抑うつ気分・意欲低下・食欲低下・不眠・焦燥感などがあります。
うつ病の薬物療法では主にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が使われます。
休養と薬物療法によって症状が徐々に回復していくと寛解という状態に至ります。一般的には薬をすぐにやめてしまうと症状が悪化する場合もあるため、維持療法としてお薬の量を調節しながら薬物療法を続けることが多いです。
回復の途中でにうつ病の方が大切に思う要素に以下のものがあります。
① 前向きな気持ちがあること
② いつもの自分だと感じられること
③ 仕事、家庭または学校での機能が普段のレベルに戻ること
診察ではお話を聞く中でこれらのことにも気を配りながら、治療をしていきます。