2016.11.19
パニック発作の定義
「パニックになる」とは日常でも使われる言葉であり、焦ってあたふたすることもこのように表現することもあるかと思います。
一方でパニック障害という疾患におけるパニック発作には以下のような特徴があります。
・動悸や胸部圧迫感、胸痛などの症状、めまいや震えなどの神経学的症状、窒息感、呼吸苦などの呼吸器系の症状の頻度が高い
・予期しない発作が状況や場所に関わらず繰り返される
・現実喪失感や離人症状が出現することもある
・突然の強い不安や恐怖が動悸などの身体症状と同時に起こり、10分以内にピークに達する
診察でパニックが起きたという方には上記のような特徴についてお聞きして、発作の症状や状態を詳しく聞かせていただいています。