2016.11.28
不安障害と鑑別が必要な身体疾患
不安は心療内科ではよくある症状です。
不安には振戦、過呼吸、心悸亢進、頻脈、下痢、頻尿などの身体症状を認める場合があります。そのため、不安障害のみで症状が説明できるのか、身体疾患が隠れているんか注意する必要があります。
環境や症状の出方や身体所見から除外できる場合もあれば、血液検査等が必要な場合もあります。
様々な身体疾患が鑑別に上がりますが、下記のようなものがその一例となります。
・狭心症、心筋梗塞
・過換気症候群
・低血糖症
・甲状腺機能亢進症
・カルチノイド症候群
問診票で既往歴を書いていただいていますが、診察でも確認していますので、今までにかかったことがある病気や飲んでいるお薬の情報はとても大切になります。