2017.02.27
非定型うつ病の特徴
うつ病の中には非定型うつ病というものがあります。
DSM-5(アメリカの精神医学会の診断基準)では非定型うつ病は以下のように定義されています。
A.気分の反応性(現実の、または可逆性のある楽しい出来事に反応して気分が明るくなる)
B.次の特徴のうち2つ(またはそれ以上)
① 有意の体重増加または食欲の増加
② 過眠
③ 鉛様の麻痺(手や足の重い鉛の様な感覚)
④ 長期にわたる対人関係の拒絶に敏感であるという様式で、著しい社会的または職業的障害を引き起こしている
C.同一のエピソードの間にメランコリー型の特徴を伴うもの、または緊張病性の特徴を伴うものの基準を満たさない
非定型うつ病では典型的なうつ病の治療に反応しにくいこともあります。
個々の症状に合わせて、生活指導や物事の考え方、捉え方にアプローチしていく方法など様々な対応をしていきます。