2016.12.01
抗不安薬・睡眠薬の減量中止方法
抗不安薬は睡眠薬はうつ病等で不安や不眠を生じている場合、治療として最小限使用することがあります。
処方の際には症状の程度によって、薬を選択しますが、症状が改善するにつれ薬を弱めたり、減らしてく必要があります。
抗不安薬・睡眠薬の減量中止の方法には大きくわけて3種類あります。
① 漸減法
薬の量を少しづつ減らしていくことです。例えばマイスリーという睡眠薬を10mg服用されていたら、急にやめるのではなく5mgに減量してしばらく慣らしてから中止するといった方法です。
② 隔日法
薬を飲む頻度を少しづつ長くしていく方法です。最初は1日おきに服用し、一定期間経ったら2日おきに伸ばし、徐々に間隔をあけていく方法となります。
③ 置換法
一般に作用時間が短いものど薬をやめにくいとされています。そのために、作用時間の短い薬を作用時間の長い薬に変えてからやめていくという方法です。短時間型のお薬を服用していて上記の方法で薬を中止することが困難な場合に試すことがあります。
このように、お薬を止めるのにも様々な方法がありますので、薬を減らしたり、やめたりするタイミングでは個々にあった方法ですすめていきます。