2017.02.01
月経前症候群(PMS)と漢方
月経前症候群(PMS)では月経の1週間ほど前から、以下のような症状が出現します。
・イライラする
・気分が落ち込む
・落ち着かない
・便秘
・だるさ
・むくみ
・下腹部痛
・肌荒れ
・不眠
ホルモンの変化が原因であるため、ホルモンバランスを整える治療をすることもあります。
漢方薬では症状に合わせて以下のようなものが用いられます。
「加味逍遙散」
イライラや情緒不安など気持ちの症状が強い方。冷え性があり、疲れやすく、便秘傾向のある方。
「桂枝茯苓丸」
比較的体力がある方で、下腹部痛・めまい・のぼせ・あしの冷え・にきびなどがある場合。
「桃核承気湯」
体力がある方で、イライラして便秘がある方。生理に伴う腰痛がある場合。
「当帰芍薬散」
冷え性で疲れやすい方。下腹部痛やめまい、むくみ、月経不順のある方。
個々の方に合う漢方を探していきます。
症状が強い場合は、症状に応じた西洋薬をしようすることもあります。